主催者は変わりましたが、今年もフィンランドパビリオンがあります！！
東ホールスタンドＱ０１、皆様方のお越しをお待ち申し上げております。
フィンランドの食品産業の特徴：
フィンランドの食品産業は、持続可能性、革新性、高品質の食品生産へのコミットメントを特徴としています。以下は、その主な特徴になります。
１．産業規模と雇用
フィンランドの食品・飲料産業はフィンランド第4の産業で、約3万8,000人が直接雇用されている。フードチェーン全体では、フィンランドで約26万6,000人が働いており、フィンランド経済における重要な役割が浮き彫りになっている。
２．イノベーションと研究開発（R&D）
フィンランドは、食品業界の研究開発への投資額が業界の売上高に比してトップクラスである。この投資により、国内外市場に数多くの革新的な製品が登場している。例えば、ソーラー・フーズ社による空気からのタンパク質の開発や、フォーキンド社による風味発見への機械学習応用などがある。
３．独自の環境条件
フィンランドの食品生産は、清浄な土壌、豊富で清浄な水資源、澄んだ空気、特殊な北極圏の光など、独自の自然条件から恩恵を受けている。これらの要因が、食品の安全性と環境の持続可能性を重視した高品質の食品生産に貢献している。
４．純度と品質へのこだわり
フィンランドの食品は、優れた衛生管理、トレーサビリティ、説明責任を備え、フードチェーン全体を通じて純度が高いことで知られている。ベリー類やオート麦のようなスーパーフードは重要な農産物であり、フィンランドはオート麦の研究と技術革新の先進国である。
５．輸出戦略と国際化
フィンランドの食品産業戦略は、フィンランドの強みを活かして世界市場での成長と競争力を生み出す、食品産業の国際化に重点を置いている。2030年のビジョンには、純粋な自然、持続可能な生産、透明性のある情報共有に基づき、フィンランドの食品を国際的に有名にすることが盛り込まれている。
６．持続可能なイノベーション
フィンランドの食品部門は、効率的な養殖システムや環境にやさしい生産方法など、持続可能なイノベーションに投資している。環境負荷の低減に重点を置き、収益性の高い持続可能なビジネスモデルを構築することに重点を置いている。
７．植物由来の製品開発
Oddlygood GlobalやFazer Groupのような企業がこの市場で存在感を高めている。こうした取り組みは、栄養価が高く環境負荷の低い植物由来の食品を求める世界的な消費者動向を反映している。
８．課題と将来展望
フィンランドの食品業界は、気候変動、食品安全、資源不足といった課題に取り組んでいる。フィンランドの食品イノベーションと付加価値製品を世界市場に導入することを視野に入れながら、循環型経済と廃棄物ゼロ目標の達成に向けて推進している。
まとめると、フィンランドの食品産業は、持続可能性、革新性、高品質生産に重点を置き、独自の環境条件と研究開発への強いこだわりを原動力としていることが特徴である。フィンランド食品産業は国際化を推進し、世界市場の需要や環境問題に対応するため、持続可能で植物由来の食品ソリューションを積極的に開発している。
